2022-23 UK EXTRAのモヘア ジャンパー です。
モヘアのページはこちらから uk-extra.com/uvmohair2022top.htm
昨年末に店頭先出しでリリースしました今期のUK EXTRAのモヘア。
10年位のお付き合いありましたニット工場が廃業されて、1から作り直し・・・。コロナで海外生産を辞めた大手のブランドのつまはじきに合い、僕みたいな少量生産のブランドにはきつい時代になりました。
今までで一番苦労しましたが、新規工場で何度もサンプルを作り、ようやく今までのクォリティーで、長い毛足のモヘアをリリース出来ました~!
今までは少しづつモデルチェンジを繰り返してきましたが、今回は1から作り直しと言う事もあり、今までやりたかった箇所を大きく変更しました。
昨季より大きく変わったのはサイジングです。身幅はそこまで大きく変わっていませんが、アームホールを緩くしました。
アームホールを緩くし、袖のリブを長くしています。肩は以前と変わらない落ちたデザインで、昔のセッズや80sのパンクモヘアの雰囲気はしっかりと残っています。
袖丈を長めにとったのは、肩の落ちたデザインを使用してるので、肩幅の広さで袖丈が短くなる方を多く見たのが理由になります。袖丈を伸ばし、袖丈が余る方には長くしたリブを折り返して調節してもらおうと思いました。
後、単純にリブが長いのがなんとなく今の自分の好みなので。
なので、腕回りは以前よりもゆったりしています。腕回りをゆったりした理由のもう一つはこちら。
首周りを詰めて、襟を少し高く、ボリュームをもたせました。今期はこの分厚い唇のような襟がどうしてもやりたかったんです。
狭く高い襟は、80’sのパンクモヘアではよく見るスタイルの1つですが、これにすると腕~肩にかけてタイトだと、バランスが悪くなります(主観ですよ)。個人的にはモヘアの下にシャツを合わすスタイルが好きなので、襟が詰まって高いほうがよく合うな~、と思うんですよね。襟を高くしたバランスも考え、肩~腕~袖のバランスを変更しました。
うちの初期の頃のモヘアよりはゆったりしましたが、基本はほっそりしたモヘアではあります。タイトさを売りにするまではタイトでは無くなりました。
長々とモデルチェンジ部分を書きましたが、その他は今までと同じモヘアの雰囲気です。
編み上げてから、しっかりと起毛処理をしていますので、毛足は長くふわふわです。
勿論、とても暖かいですよ。
この毛足の長さは本当に大事です。経年して、毛が抜けても、元々毛足の長いモヘアは経年がかっこよくなります、抜け落ちても、絡んだ毛が束になって残って、良い感じの経年モヘアになりますよ。
サイズはS,M,Lの3サイズです。すべてのモデルは同じサイズで作っていますが、糸の色によって多少の実寸数値に差がありますがご了承下さい。全体的に以前よりもサイズが緩くなっていますので、各サイト内の実寸を参考にして下さい。着用画像は全てSサイズを着用しております。
カラーは4種類です。
まずは新色になります、ジョニーロットンモデルの グレー。
薄いグレーがメインのモデルですが、このグレーの毛足が霜降りの様になっていて、めちゃくちゃ良いカラーに仕上がっています。
袖先のリブはブランでブラックxグレーxブラウンのシックな組み合わせと、長い毛足のモヘアが良いコントラストになっています。
お次は、初めてモヘアを作った頃からの唯一のオリジナルモデルでもある、単色のブラック
お次はここ数年1番の人気カラーのこちら
この角度だと、アームホールが緩くなったのが良くわかるかもですね。
そして、ジョニーロットンタイプと言えばやっぱり、このカラー
画像ではリブを長く着用していますが、折り曲げても短くするのも良いですよ。
以上今期の新作モヘア、リニューアルしてサイトアップしました!
聞きたくないと思いますし、書きたくはないですが、モヘアの毛糸の高騰により価格が上がっています。ただ、このクオリティーで3万円切れるのは、他にないと思います。
宜しくお願いいたします。
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